雪駄の底材・履き方・お手入れ方法とは?

雪駄とはどのような履物なのか、ご存じでしょうか。昔と今では、底材の種類や履き方、お手入れ方法などに違いがあります。これから雪駄の購入を検討している方は特徴をはじめ、どのような場所でどのくらいの頻度で使用するのかを考えたうえで、ニーズに合うものを選ぶことをおすすめします。

雪駄はどのような履物?


二足の雪駄

雪駄とは、千利休が考案したともいわれる履物です。表は竹皮や草で編んだものを何層にも重ねています。そして裏には牛革などを張り、かかとには金具がつけられているのが特徴です。

現在は伝統的な雪駄をより扱いやすく、より機能的に進化させた雪駄が販売されています。材質も様々な種類が使われているので、用途に合わせて選ぶことができます。

 

 

青木本店では、七島イ草を使った雪駄を取り扱っています。昔ながらの天然素材の雪駄をご希望の際は、ぜひお買い求めください。


雪駄の底材の種類・特徴


雪駄には様々な底材が使われています。底材の種類と特徴について押さえておきましょう。

 

革底雪駄

昔からある伝統的な雪駄です。他の底材と比べて通気性がよく、高級感があることが魅力といえます。足元のおしゃれにこだわる方におすすめです。ただし、革なので水には弱く、雨の日や路面が濡れている場所で使うと傷んでしまいます。履いた後はきちんとお手入れしましょう。

 

◆サンド底雪駄

サンド底雪駄の最大の特徴は圧倒的な軽さです。台にはしっかりとした厚みとクッション性があり、長時間履いていても疲れません。素材が柔らかいのでフローリングにも優しく、室内履きとしてもおすすめです。砂利道には向かないので、お祭りなどで使用される際には注意が必要です。

 

◆アメ底雪駄

少し厚みがあり、底があめゴムで覆われているので滑りにくいことが特徴です。砂利を踏んでもめり込まないので、舗装されていない道での使用も問題ありません。天候や履く場所を選ばないので、日常的に使用できます。

 

◆ライト底雪駄

革底の代わりに発泡樹脂が使われています。デザインも本物の雪駄に近いといえるでしょう。他の雪駄よりも底が薄くクッション性は劣りますが、かさばらないので持ち運びしやすいです。

 

◆ウレタン底雪駄

ウレタンは摩耗に強く、底が減りにくく丈夫です。ほどよい厚みと硬さがあり、歩く際の衝撃を吸収するので足が疲れません。そのため、日常使いにおすすめといえます。ただし、お祭りのときだけ使用して、後は保管しておくといった使い方は向いていません。

 

◆タイヤ底雪駄

雨の日や砂利道なども滑りにくいのが特徴です。水場での使用や、滑りやすい場所で使うのに最適な雪駄といえます。耐久性と実用性があるので天候や履く場所に左右されず、お祭りでもよく使われています。

 

履き方一つで変わる!雪駄を粋に履くためのコツ


電球と人差し指

雪駄の履き方にはコツがあります。かかとが1~3cmくらい出るのが粋といわれています。普段履いている靴と比べて少し小さめのサイズ感です。爪先に鼻緒を引っかける程度に浅く履き、かかとを多めに出せば粋な印象を演出できます。

 

また、爪先をグッと前に詰めて深く履き、かかとを少なめに出すと上品な印象になります。このように、同じ雪駄でも履き方一つで雰囲気が変わるのです。

 

かかとがはみ出している状態で歩くことになるので、かかとが痛くなる場合があります。バランスも崩しやすいので、可能であれば試着して歩いてみてから購入するのがおすすめです。

 

青木本店では様々なサイズの雪駄や草履を取り扱っています。天然素材の雪駄を購入するなら、ぜひご利用ください。

 


雪駄のお手入れ方法とは?


雪駄は足が接する部分に覆う物がないので、土台や鼻緒が劣化しやすいです。水に弱い素材の雪駄もあるので、履いた後のお手入れが大切です。汚れがついた場合は水を絞った雑巾で拭き取り、日陰でしっかりと乾燥させましょう。特に革底は水分によって傷みやすいので、濡れた場合は必ず乾かすことがポイントになります。

 

保管をする際は新聞紙に巻き、乾燥材を入れておきます。ウレタン底やサンド底の雪駄は、長期間履かずに放置すると劣化してしまいます。久しぶりに使おうとすると、ボロボロと崩れることもあります。雪駄は日常的に使用しない場合は、保管できる素材を選んで購入しましょう。

このように、雪駄は底材によって傷み具合が異なるため、マメなお手入れが必要なのです。


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雪駄は底材の種類に応じて特徴が異なっているため、使い方に合った材質を選ぶことが大切です。また、同じ雪駄でも履き方によって粋にも上品にもなります。お手入れの方法などもチェックして、長く雪駄を愛用しましょう。

 

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