草履や下駄などを探していると、草鞋(わらじ)に関する情報が出てくることも少なくありません。現在も祭りや登山などで使われていますが、草鞋とはどのような履物なのでしょうか。こちらでは草鞋の特徴をはじめ、サイズ、履き方、脱ぎ方について解説します。
草鞋とは、藁で編まれている足に密着した履物のことをいいます。主な特徴として、以下が挙げられます。
履くのに手間がかかりますが、足に密着しているので歩きやすいです。地面の土が藁の中に入り込むことで摩擦消耗が軽減されるため、道が整備されていない時代は長距離を歩くときの必需品でした。舗装されたアスファルトの上を歩くには適していませんが、現在も登山用品店などで販売されています。
実は草鞋にはサイズ展開がなく、ワンサイズのみです。足の大小にかかわらず、草鞋を履くと足先は出ます。しかし、これはサイズが小さいわけではありません。草鞋とはもともと足先が出る履物なのです。足が大きい方ほど草鞋から多く出てしまいますが、正しい履き方ですのでご安心ください。
足先がはみ出した状態だと、「歩いている間にケガをしてしまうのでは…」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。草鞋は足に直接履くのではなく、草鞋掛け足袋という草鞋専用の足袋を着用します。
◆草鞋の前後はどう見分ける?
草鞋の前と後ろはどのように見分けるのでしょうか。長い藁の紐がついているのが前で、2つの輪がついているのが後ろです。後ろ側に大きな輪、側面に小さな輪がそれぞれ2つあります。この紐と輪を使って草鞋を履きます。
◆草鞋の履き方とは?
次に草鞋の履き方を見てみましょう。
上記が草鞋の履き方です。少し練習が必要ですが、慣れると簡単なのでお祭りなどで履く予定がある方の参考になれば幸いです。
履き方が大変なので、脱ぎ方も難しいのではないかと不安に思われるかもしれません。しかし、脱ぎ方は簡単で、こま結び部分を三角形になっている紐から外すだけです。また、一度履いてしまえばちょっと家の中に入るために脱いだときも、また最初から履く必要はありません。
現在では草鞋を履く機会はほとんどありませんが、祭りや登山などでは使われています。使う予定がある方はサイズや履き方、脱ぎ方を知っておきましょう。
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